心拍計を使いこなそう!! その1(予備知識編)
心拍計といえば、フィンランドのブランド「Polar(ポラール)」が大学や運動施設等で使用されることが多く、有名です。
最近では心拍計も定期的な運動をされる方々にはかなり一般的になってきましたが、
まだまだ「使い方がよくわからない、使いこなすの難しそう。」
と考えている方が多いのではないでしょうか。
そこで、これから数回にわたって不定期にですが、身体のことや心拍計について
説明をしていきたいと思います。
心拍計は心拍数を計るものなんですが、そもそも心拍数って・・・・?
分かりやすく言うと、車やオートバイで言うところのタコメーターと一緒で
エンジン(人の身体だと心臓)の動き具合なわけです。
つまり、心拍数が高ければ高いほど全身へエネルギーや酸素を届けるために
心臓が忙しく動いている状態なので、身体への負担が大きく疲れやすい状態だと言えます。
車でもエンジンを高回転で走らせ続けるとオーバーヒートして動かなくなってしまいますよね。
人の身体も全く一緒です。
がむしゃらに頑張りすぎて心臓バクバク状態で自転車を漕いでもすぐバテてしまって、
長い時間・遠い場所まで漕ぎ続けることはできませんし、楽をしすぎてもスピードが出ず
時間ばかりかかって逆に疲れてしまいます。
また、車やオートバイはエンジンを交換しない限り排気量や馬力はアップしませんが、
人の身体は違います。
持久系スポーツを定期的に実施していると心臓の内容量が大きくなり、1回の拍動
(心臓のドクンという動き1回のこと)で全身に送り出せる血液の量(1回心拍出量)が多くなります。
そうなると、同じ血液量を全身に行き渡らせるのに少ない心拍数で賄うことができるようになり、
同じ強度の有酸素運動をより身体に負担をかけずに続けることができるようになります。
マラソンランナーは安静時の心拍数が低いだとか、健康診断の時にスポーツ心臓だとか
聞いたことがあると思いますが、こういう理由なのです。
さらに、人の身体の面白いところは行った運動にしか対応しないところです。
たとえばレースが目的だとすると、スピードを上げたいからといって高い心拍数の
トレーニングばかりしてしまいますと、低い心拍数では全然スピードも出せず
疲れてしまいます。
逆に、長時間・長距離のライディングを楽しみたいからと、低い心拍数ばかりで
乗ってしまうとちょっと高い心拍数になると疲労度が高く、すぐにバテてしまったりします。
ライダーの目的によってどれくらいの強度が必要かはその都度変わってきますし、
主観的に(体感で)強度を決めていてはその時の気分次第で変わってしまいます。
なぜ心拍計を使って心拍数を計るのか?というのは目的にあった強度を客観的に見て、
無理なく効果的に運動をすることができるようになるからなんです。
初回の今回は心拍についての基本を説明させていただきました。
次回は実際にはどれくらいの心拍数だとどういった効果があるのかについて
お話ししたいと思います。